埼玉医科大学 病理学・中央病理診断部

学会発表

第95回米国神経病理学会参加とジョンズホプキンス訪問




2019年6月6日~9日の4日間開催された第95回米国神経病理学会に発表、参加しました。今年の学会はMatthew Frosch先生(MGH)が会長を務められ、アトランタで開催されました。今回は日本全国多施設から集められた小児髄芽腫約190例の病理および遺伝学的特徴の発表を行いました (A)。米国の小児脳腫瘍病理の専門家との討論もでき、新たな知見が得られました。
学会終了後、ボルチモアのJohns Hopkins Hospital (JHH)を訪問してきました (B)。私は現在、埼玉医大学生交換留学制度でJHHのコーデイネーターを務めている関係もあり、現地の状況見学と情報収集が目的でした。病理学全体の運営責任者であるRalph Hruban教授 (C)や神経病理学の責任者であるCharles Eberhart教授らと面会し、交換留学制度への大変好意的な意見を頂きました。個人的には1979年春医学部5年時のJHH見学後、40年ぶりのJHHであり大変懐かしく思いました。米国医学の教育・研究でトップを走り続けるJHHを再確認し、日本の医学生・医師のチャレンジを期待してやみません。
(文責:医学部病理学教授 佐々木 惇)