埼玉医科大学 病理学・中央病理診断部

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定年退職のお祝い


病理学で永年実験助手として勤務された本間富夫さんが、2021年3月31日付で定年退職されました。無事に定年の日を迎えられたことをお慶び申し上げます。
本間さんは1977年4月1日付で本学病理学に実験助手として採用され、44年という極めて長い期間、病理学の診断業務、教育、研究に多大なる貢献をされました。採用時は初代教授の吉井先生の時代であり、その後、片山教授、廣瀬教授と続き、今日に至りました。私は2009年から12年間、様々なことでお世話になりました。
本間さんは、今は数少ない、「病理職人」、「病理のプロフェッショナル」と言える技師さんです。仕事の内容では、特に病理解剖と電子顕微鏡試料作成では永年の経験と技術で他の追随を許さない実力を誇る、大変優秀な実験助手で、普段は寡黙ですが、仕事はきめ細かく、正確で迅速です。前任の廣瀬教授から私への申し送りは、「本間さんに任せておけばすべて大丈夫」であり、そのことは直ぐに確認できました。
定年後、1年間は再雇用ということで週に4日間勤務してもらうことになりましたので後輩へのさらなる指導をお願いしました。
本間さんは最近もほぼ無欠席で勤務してこられ、体力的にも充分なエネルギーをお持ちのようです。これからも健康に留意して、ハッピーな人生を歩まれますことを病理学ならびに中央病理診断部の一同心よりお祈り申し上げます。
(文責:佐々木 惇)